私、主婦になりました。

24才で結婚。25才で田舎へ移住した26才の主婦の話。

泣けた。写真撮っててよかったと思えた出来事

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こんにちは、黄英です。

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私はかれこれ10年間ほど写真を仕事やら作品やらで取り続けているのですが、先日久しぶりに「あー写真撮っててよかったあ」と思えることがあったので、今日は忘れないようにそれを書いておこうと思います。

 

写真が繋いだ過去の記憶

今の土地に引っ越してきて1年少し。

いくらなれたと言っても季節はまだ2回目を経験中で毎日毎日発見の日々を送っています。

その日も雪の中仕事場からの帰り徒歩で帰っている途中に、まだ誰も踏んでいない雪の道を見つけました。

そこは住宅通路で、その時間だと足跡の1つ2つでもあってもいいものだったのですが、その道は真っ白のままふかふかの雪が積もっているだけ。私はそれを見て「ああ、この先の家にはもう誰も住んでいないのかもしれない」と思いながらパチっと写真を撮って、その日の夜自分のインスタグラムに”雪が降らなかったら気づかなかったこと”というような文章を一緒に書いて投稿しました。

それから1ヶ月後、いつも前を通る店のお母さんに「いつもインスタ楽しんでみてるよ」と声をかけられました。

 

ありがたいことに、地域のご婦人の噂の拡散力によって私のインスタグラムのアカウントが結構知られていて引っ越してきてからよく「綺麗な写真撮ってすごいね」や「いつも楽しみ」と声をかけてもらうことが増えたのですが、今回は少し違いました。

そのお母さんはその雪の写真を見て、

「最初どこの道のことなのかわからなかったの。でもあの道の先の家には、今はもう亡くなっているけどお得意様や私の親戚の人が住んでいて子供の時はよく通ったところで、すごく懐かしくなった。それでこの前久しぶりに散歩がてらその道を通って周りをぐるっと歩いてみてんね。そしたら、ああこの家にはあの人が住んでいたなとか、この川で今はもういない母と一緒に洗濯に来たなって、いつも忘れていた色んなことを思い出せたんよ。すごく胸がいっぱいになった。あの写真を見なかったら、あの道の存在自体を思い出すことなんてなかった。黄英ちゃんのおかげ。ありがとう。」

と涙を浮かべながら、私にお礼を言ってくれたのです。

 

10年間写真を続けてきてこんなことを言われたのは初めてでした。

今まで仕事や自分の作品作りのために写真を撮ってきた私は、見ている誰かを意識することがあまりありませんでした。だから今回の出来事は本当に衝撃的で・・・泣きそうになってるお母さんを見ながら私も嬉しくて、感動して初めてのことに戸惑いつつも胸がいっぱいになりました。

 

時間を切り取って「残す」という意識

思えば写真というものはそういうもので、七五三や成人式、結婚式、遺影どれもこれも「残す」ために存在しています。

私は写真を芸術という観点から見ることが多く、また撮る時も意識はそっちに向いているのですが、写真が人に「思い出を残すもの」「思い出を引き出すもの」であることを改めて考えました。そしてそれは”写真”にとって切り離せないものであることだとも思いました。

写真は時間を切り取るものであって、それは必然的に過去を残すことになる。

それが記念だろうと、仕事だろうと、作品だろうと関係ないんだなと。

 

今私は、越してきたこの土地をテーマに作品取りをしているところです。

最近色んなことを同時にしすぎてなかなか撮影に行けてないのですが、写真に対する思いが少し変わった今、また撮影意欲がふつふつと湧いてきています。

引っ越してきて1年の間に見た景色を「いいな」と思ってきました。

そしてその都度たくさんシャッターを切ってきました。その「いいな」は感動や驚きで、それだけを意識していたけど、同時に忘れたくないとも思っていました。

もしかしたら私がずっと撮りたいと思っていることは「残す」ということなのかもしれない。

 

まだまだ文章でも、写真でも表せない気持ちですがコツコツと色んな時間を過ごしてその都度写真に撮っていきたいなーと思いました。

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